中国のユーザーがグレートファイアウォールを回避して Tor ネットワークに接続するには、いくつかの手順を踏む必要があります。

Tor Browser の最新バージョンを取得するには、まず Telegram ボット @gettor_bot をお試しください。 それでもうまくいかない場合は、 gettor@torproject.org に、それぞれのオペレーティングシステムの件名を 「windows」 、「macos」 、または「linux」としてメールをお送りください。

インストール後、Tor Browser は Tor ネットワークへの接続を試みます。 Tor がブロックされている場合、接続アシストはブリッジまたは Snowflake を使用して自動的に接続を試みます。 しかし、それがうまくいかなければ、第二のステップは中国で機能するブリッジを手に入れることです。

中国で Tor の検閲を回避するには、以下の方法があります。

  1. WebTunnel: トラフィックをウェブページサーバーへの通常の HTTPS 接続のように見せ、ユーザーが単にウェブを閲覧しているように見せかけます。 WebTunnel ブリッジは、ブリッジウェブサイトから入手できます。 「Advanced Options」で、ドロップダウンメニューから Pluggable Transport として「WebTunnel」を選択します。 次に「Get Bridges」をクリックしてください。 WebTunnel ブリッジは、デスクトップおよび Android 版 Tor Browser でのみサポートされています。
  2. Snowflake: 一時的なプロキシを使用して Tor ネットワークに接続します。 Tor Browser や、Orbot のような Tor を使ったアプリで利用できます。 Tor Browser の内蔵ブリッジメニューから Snowflake を選択できます。
  3. プライベートかつリストされていない obfs4 ブリッジ: Telegram ボット@GetBridgesBot に連絡し、/bridges と入力します。 または、件名に「private bridge cn」と明記の上、frontdesk@torproject.org までメールをお送りください。 技術に詳しい方であれば、中国国外から独自の obfs4 ブリッジを実行できます。 Tor ブリッジウェブサイトで配布されている obfs4 ブリッジや、Tor Browser にバンドルされている内蔵の obfs4 ブリッジは、ほとんどの場合機能しません。
  4. meek-azure: Tor ではなく通常のウェブサイトを閲覧しているように見せかけます。 ただし、帯域幅の制限があるため、このオプションは非常に遅くなります。 Tor Browser の内蔵ブリッジメニューから meek-azure を選択できます。

メールやブリッジウェブサイトから入手した obfs4 や WebTunnel ブリッジについては、Tor Browser ユーザーマニュアルの手順に沿って Tor Browser 内でブリッジアドレスを入力してください。

上記のいずれかのオプションが動作しない場合は、Tor ログを確認し、別のオプションを試してください。 サポートが必要な場合は、Telegram の Tor Project サポートおよび Signal でサポートチームまでお問い合わせください。